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Ckles's Story Ep0-1 ~The beginning story The end of everyday~
周りの景色はいつも変わらずそこにあるものだと、
それが当然なのだと思っていた。
限られたものではあるが手を伸ばせばそこに確実にあり、
全てが努力によって確実に手に入るものだと・・・
ここは砂漠の中にある村
名前という名前はなく両手両足の指で数えられる程度の人しかいない小さな村
クルス「さて、今日も射撃の練習でもするか」
彼は村に住む少年名前はクルスという
彼の手には殺傷能力のない簡素な拳銃が握られている
そのまま村から少し離れた辺りには木で出来た簡単な的と遠くに村が見えるだけの何もない場所に出る
パンッ、パンッ
乾いた音が周囲に響く
クルス「大分、的に当たるようになってきたな」
木の的には無数の傷が入っており練習量が伺える
クルス「よし、昼飯でも食べるか」
家から持ってきた風呂敷を開き上にパンとチーズを置く
クルス「っし、いただきます」
手に取り食べ進めていると村の方が騒がしい事に気がつく
クルス「ん?こんな時間にどうしたんだ?」
いつもは静かな村の方が何か騒がしい
クルス「しょうがない練習はここまでで、一回帰ってみるか」
そして帰路につくクルス...
クルス「...えっ」
村の近くまでたどり着いた彼の眼には倒れる人々 燃え盛る家屋 そして黒い怪物たち
クルス「ダーカー!?」
彼が昔助けてもらった人から聞かされた名を口にし手に持った拳銃で応戦する
パンッ、パンッ
しかし、いくら当てても相手には全く効いていないようだ
クルス「くっ」
家族の安否を心配した彼は自分の家の方へと駆けだす
パンッ、パンッ
効いていないとはいえ、牽制程度にはなる攻撃をし命からがら家へと飛び込む
クルス「父さん!!母さん!!」
家には自分の声が反響するのみ・・
クルス「くっそ」
入口には無数のダーカーが群がって逃げ場がない
少しづつ中に入り込むダーカーをどうすることもできず奥へ奥へと追い込まれていく
パンッ、パンッ
なけなしの銃弾を撃つもやはり効いていないようだ
クルス「んだよ、こんなとこで終わりかよ・・・ っくっしょお・・」
徐々に一番奥の壁に追いつめられるクルス
そこでふと彼の背中に何かが当たる
クルス「・・・ん?」
それは昔彼の父親がうちの宝物が入っていると言っていた箱が置いてあった
クルス「なんでもいい、何でもいいんから! この場を抜け出せるものを!」
箱を急いで開ける すると中には一丁の銃が入っていた
クルス「宝物っていうからには強いんだよな・・ 頼む!」
パンッ!!
乾いた音と共に倒れるダーカー
パンッ パンッ
どんどんと倒れていくダーカー
クルス「いける!」
次々とダーカーを倒していく
するとダーカーたちが急に逃げ出していくではないか
クルス「やったのか!?」
ふと気を抜いていると緑色に光った眼をした女性が入口からこちらに向かってくる
???「敵を排除する」
その言葉と共に目の前で爆発が起こる
爆風に巻き込めれ 彼の意識はなくなるのだった....... to be continue...